歯ぎしり くいしばりって怖い???①

近年なく猛暑の中いかがお過ごしでしょうか?暑中お見舞い申し上げます^^

最近の研究では、いわゆる歯ぎしりやくいしばりのある方のほうがそうでない方に比べて、有意に歯周病の罹患率や程度の悪化が見られるという論文が発表されております。

今まで24時間の歯ぎしりやくいしばりのデーターが取りにくかった事も有りなかなか研究結果として発表されなかったというのもありますが、携帯機器の発達により24時間装着しデーターの検証が可能になったことにより正確にわかるようになったという事です。

もうひとつ日本語では上下歯列接触癖(TCH tooth contacting habit)といわれる、癖が問題となる場合もあります。パソコンに向かっての仕事、スマホを見たり、家事、勉強などなど何かに集中していると無意識に歯と歯をコツンと接触させてしまうことがあります。当然本人には悪いことの意識はなくずっとつづいています。この状態のことをTCHといいます。

この癖の実態はまだはっきりしではいないのですが、歯並びの不正はもちろんですが、早ければ0歳児の授乳からの姿勢や抱き方、親から口を閉じなさいと指導され口を閉じれば歯が当たっているのが当たり前という習慣。学校での体操座りや野外での遊びや活動の減少、さらにパソコンや携帯スマホの普及、仕事によるストレスの増加などすべての年齢で関係しているようです。

またTCHが改善すると肩こりが減ったとか頭痛が減ったとか歯科に関係ないことをお聞きします。歯を守るにはもちろん歯みがぎ、ブラッシングは第一ですが、力のコントロール(TCHの予防これが大切!)そして栄養のコントロールこの3つの要素が重要です。

今回のブログではこんな問題について取り上げてみましたが、さらに次回投稿では私のこと?みたいな特徴について書いていく予定です。

くおん歯科医院 浅野