歯ぎしりの最大の原因はストレスだといわれています。
ストレスを感じると人は、それから逃れようといろいろな行動を起こします。
ストレスを感じて、趣味を見つけたり運動したりするなど
自分なりの対処法を見つける人もいますが、中にはうまく対処できない人もいたりします。
そのため、ストレスから逃れるために体が無意識に起こすことが歯ぎしりなのです。
そうは言っても、寝ているときもストレスを感じているのでしょうか。
寝ている時の歯ぎしりのことは、いまだ解明されていない部分が多いみたいです。
ただ、深く眠っているときになんらかの刺激が脳に加えられ、
一時的に交感神経の働きが活発になり、歯ぎしりが起こるということは分かっています。
歯ぎしりの原因については、もう1つあげられます。
それは歯の噛み合わせが問題なのです。
現代人は歯並びの悪い人や歯の治療をして詰め物や被せ物をしている人、
ムシ歯や歯周病などで歯を抜いてそのままにしている人などがたくさんいます。
このようなことが原因で歯の噛み合わせが合わなくなり、
あごの周りにある筋肉の働きが左右アンバランスになってしまいます。
これが歯ぎしりを引き起こす原因の1つだといわれています。
歯ぎしりを予防するために体を休める、リラックスさせるということはとても大事です。
・顎や頬の筋肉を揉みほぐすようによくマッサージをして、筋肉をリラックスさせる
・枕を低くして、枕の上に首の付け根までのせて、仰向けの状態で寝るようにする
・布団に入ったら「明日は楽しい1日になる」と自己暗示をかける
・日中に歯を噛みしめていると気が付いた時は、深呼吸をしてリラック・心がける
・歯ぎしり治療を行っている歯科で、自分に合ったマウスピースを作ってもらう
ストレスはつきものですが大切な歯を壊してしまうので、すこしでも負担のかからない口の中を作りましょう。