母子感染

明けましておめでとうございます。

今年も、よろしくお願いいたします。

さて、さっそくですが、今回は、【母子感染】について少し書かせていただきます。

虫歯は感染(うつる)する病気です。そして感染経路で最も多いとされるのが「親から子へ」の感染です。

実は、生まれたての赤ちゃんはミュータンス菌(むし歯菌)に感染していません。食事の際に、親や祖父母、兄弟、が使ったお箸やスプーンを使って食べさせたり、同じコップやストローを使ったりといった様々な外的要因によって感染します。

特に一番お世話をするお母さんから感染することが多いため【母子感染】と言われます。

特に生後1才7ヶ月から2才7ヶ月の一年間がっ感染の危険性が高いとされます。この期間は【感染の窓】と呼ばれ、最も注意が必要とされています。

しかし、感染を気にしすぎて親子のスキンシップを控えるというのは避けたいものです。母親をはじめとする周囲の大人が正しい知識を持ち、大人の口腔衛生が子供の口腔衛生につながることを理解しましょう。

妊娠中でも歯科治療は、可能です。特に妊娠中期(5ヶ月から8ヶ月)は心配なく治療を行える時期です。

出産後は、育児や家事におわれ、受診する時間がとれず症状が悪化してしまうこともあります。

一度、歯科検診を受けてみてはいかがですか?